五七調

自作の俳句、川柳、短歌など、過去にスペースの日記に載せたものです
著作権は sayuki(沙雪）に属します。

　　花を見て　あなた想うは　忘れ草　　　

　　草を見て　我が身思うは　根無し草

　　独り身に　いい夫婦の日　ちと辛い

　　もみの木も　今では何と　プラスチック

　　クリスマス　自分にとっては　苦しみます

　　大晦日　鐘を聞きつつ　年賀状

　　鐘を聞き　いい年願う　大晦日

　　香りいい　身体にもいい　ゆず湯かな

　　初詣　ネット参拝　家の中

　　着物着た　成人式に　光る君

　　凡人は　努力しないで　神だのみ　

　　政治家は　左うちわで　増税か

　　政治家は　責任転嫁　ばかりなり

　　何だこれ　不要な物が　あふれてる　　

　　生きている　何は無くても　健やかに

　　桜咲き　人それぞれの　想いかな　

　　桜見て　春に漂う　恋心　
　　
　　夕闇に　明かりを灯す　ホタルかな　　

　　人日に　胃を労わって　食べるのは　お粥に入れて　春の七草
　
　　春雪の　君に語るは　もごもごと　頬赤くして　明日の兆し

　　何くそと　生きる手本を　示されて　我が身の甘さ　ふと省みる

　　人の事　気にするならば　キリがない　あわてず騒がず　我が道を行く

　　蕾花　咲かむとすれど　夢空し　心ならずも　霧雨の降る

　　夏の夜は　物思いにも　息苦し　古い傷跡　癒ゆる事なし

　　絵文字だけ　何が言いたい　伝えたい　あなたの心　読めぬ私　

　　立夏過ぎ　汗ばむ季節　温む風　君と歩めば　アイスが恋し　

　　夢人に　心惹かれて　晴れ渡る　浅黄の空に　思い巡らす

　　冷えた手に　冬を感じる　思い種　甘き心に　恥らい灯りて